平成21年12月14日(月)の朝日新聞の夕刊に、小児矯正に関する記事が掲載されていました。
歯並びや治療に関することに加え、一般的な治療の金額も書いておりますので、ご参考にしてください。
「治療は矯正治療が軸になる。成長期の子には、見た目の歯並び以上に、機能や発達面を重視した治療方針が重要だ。永久歯が生えそろう時期まで待つ場合もあるが、顎の発達に影響がある場合や、発達を利用する場合は早い時期に始める。
乳幼児期から思春期前期に治療を始める場合は、歯磨きがしやすく、とりはずせる装置を使うことが多い。徐々に装置の幅や大きさを広げることで、顎の発育を促し、歯が生えるスペースを広げ、歯を抜かずに治療できる場合が多い。費用は国立大の付属病院で20万~40万円だ。
永久歯が生えそろった後は、歯にワイヤを取り付けて調節することが多い。歯はアーチを描くように並ぶことで均衡がとれ、かむ面積が増える。顎と歯の大きさによっては、歯を抜くことで治療効果が上がる。こちらは国立大でも85万円以上かかる。手術をしないと治らないような重度の場合は健康保険が利く。
『抜く、抜かないにこだわるのではなく、歯の発育の段階や顎の状態などを総合的にみて、一番良い治療法を選んでほしい』と大学教授は話す。」